前回、「『豆腐とネギ』の組み合わせは結石になりやすい?」で、
豆腐とネギの組合せは味覚的にはピッタリなのに、
セットで食べると結石になりやすいことを紹介しました。
よくセットにされる食品で結石になりやすいメニューは
他にもたくさんあるのでは?
調べてみたところ、やっぱりありましたよ。
「ほうれん草&ベーコン」です。
ほうれん草&ベーコンは食べ合わせ NG食品
この「ほうれん草&ベーコン」
ホテルの朝食、イタリアンレシピ。
洋食では定番メニュー。
少しググっただけでも、
「ほうれん草とベーコン炒め」
「ほうれん草とベーコンのパスタ」
「ほうれん草とベーコンのキッシュ」
「ほうれん草とベーコンのオムレツ」
「ほうれん草とベーコンのグラタン」
緑&赤&黄という、基本の三色をしっかり抑え
栄養バッチリな雰囲気のレシピが目に浮かぶじゃないですか。
・・・が、結石症には最悪の組合せ。
その理由は、ベーコンのリン酸が、ほうれん草のカルシウムや
鉄の吸収を阻害するから。
おまけに、ほうれん草の硝酸は体内で亜硝酸に変わり、
ベーコンのタンパク質と反応して、発ガン物質を発生させるそうな。
ベーコンに入ってる「リン酸」は本当に必要か?
この「リン酸」は
「pH調整剤」と単純に書かれている場合もあります。
「リン酸塩」と書いてあることも。
では、pH調整って何をやってるの?
といえば、その目的は「保水性・決着性の向上」。
ベーコンって、ペタッと手にくっつきますよね。
脂でギトッとして、ビローンと伸びる。
弾力はバツグン。
もし、この水分が少ないと、パサパサして美味しく無いし
手で触った途端に、ボロっと崩れてしまう。
それを防ぐ為に使われているというワケ。
・・・ということは、敵はベーコンだけではない。
市販の「ハム・ベーコン・ウィンナー」には、
ほぼこの添加物が含まれているのですから。
この「リン酸」を避けようとすれば、
無塩せきとか、そういう自然系のちょっぴりお高いものを購入しないといけない。
でも、毎回そうそう高いウィンナーを買うのも難しいですよね。
それでもやっぱり
「ほうれん草とベーコン炒めが食べたい!」
そんな方に朗報です。
安全に「ほうれん草&ベーコン」料理を
食べられる方法があります。
安全に「ほうれん草&ベーコン」料理を食べる方法とは?
それは・・・
「THE 湯煎!」
- ほうれん草を茹でこぼす
- ベーコンを湯がく
- 1と2のほうれん草、ベーコンをフライパンで炒めて塩味をつける。
- 食す
以上です。
ほうれん草は熱湯でゆがいて、その煮汁を完全に切れば、シュウ酸がかなり除去されます。
ハム・ベーコンも、お湯につけてしゃぶしゃぶのように洗えば危険物質はかなり減ります。
もしウィンナーを使いたいなら、切込みを入れて2,3分湯煎すべし。
ちなみにうちの奥さんはあらゆる食材を、基本的に50度洗いしています。
50度洗いをすると、保存料や着色料などの添加物、農薬が落ちて
鮮度や味がかえって上がるとか。
実際に50度洗いされている現場を見ましたが、
ハムがお湯につけられて5分後、ボウルのお湯がショッキングピンクに染め上がりました。
「洗わなかったら、この着色料は全部体内に?!」
とゾッとしました。いや、マジで。
ただ、発色剤が落ちると、当然、赤肉などは
「美味しそう!」な赤色ではなくなります。
スーパーでは、いかに美味しそうに見せるか
赤々とした綺麗な発色が好まれるのでしょうが
焼いちゃえば同じだしね。いや、かえって美味しくなるし。
何より、結石予防に効果絶大だし。
超オススメですよ、50度洗い。