前の記事「結石を早く体外に出す方法 ②「運動」で押し出す」の続きで、積極的に、より早く「結石を押し出す」方法はないかと検証していく。
「結石を早く出す」ための「軽い全身運動」リスト |
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以前も書いたが、階段の登り降りは意外とキツい。
学生時代、所属していたバスケットボール部では、他部が体育館を使用し、かつ降雨のため外のコートも使えない日は、校舎階段の駆け足登り降りと廊下で筋トレが練習メニューだった。
ボールに触れられず、ただただぐるぢいだけの、誰もがテンション下がる苦行だった。
また、我々が校舎内で練習することは、吹奏楽部や文化部など、いつも校舎で活動している人々にとってはいい迷惑だった。
二、三十人がダカダカ階段を往復し始めると、次第に男共の汗が湯気のようにもわあと上空に立ちのぼり、校舎中の窓ガラスを曇らせていく。
ストーブの上にのせたヤカンの湯気とカンカンという音が静かに響く、郷愁を覚える冬の風物詩ではない。
臭気ただようねっとり汗のミストサウナである。
思わずうひやあと仰け反りながら悲鳴をあげそうだ。
しかし登り降りしている方はそんなこと構っていられない。
規定数を往復しないと、山伏修行が終わらないのだから。
中には階段をムーンウォークのように、滑るように降りて行くツワモノがいるが、真似をしようとすると必ず階段を数段踏み外し、ぐぎりと足首を捻ってしまう。
不快と不機嫌と不満のカオスだ。
きゃー。
・・・以上のようなことを時折思い出しながら、実際はスローステップ昇降を行なっている。
自宅マンション(5階)で、会社のビル(3階)で、最寄駅で、ひとりの時はエレベーター、エスカレーターを使わずに、たかたかと階段を登り降りしている。
決して派手ではないが、すでに習慣になっている。
筋収縮運動はきっと異物を押し出すエナジーとなるはずだ。