「結石を早く体外に出す方法 ②「運動」で押し出す」の続きで、積極的に、より早く「結石を押し出す」方法はないかと検証していく。
「結石を早く出す」ための「軽い全身運動」リスト |
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屈伸運動をしている時の私の脳内イメージは、イチロー選手のネクストバーターズサークルでのストレッチ姿だ。
現実の私が行っているのは、膝を痛めないことに気を配った、非常におっかなびっくりなハーフスクワットであり、傍目には産まれたてのおじさんに見えるのかもしれない。
しかし私の脳内だけは、間違いなくイチロー選手なのだ。
膝を閉めてゆっくりと念入りに、バットを立ててもう一度。
雨が降ろうが、槍が降ろうが、一連の動きに影響するものは何もない。
自らの内なる世界に浸ることで神経を研ぎ澄まし、外界への反射速度を徐々に最大化していく。
・・・
時折にゃおん、にゃおん声が聞こえる。
おや、うちで留守番しているはずの黒猫の鳴き声ではないか。
ここまで五感が鋭敏になっちまうとはな。
あー、あいつ、またソファーで爪研ぎしやがったあ。
まったく、帰ったら素早く捕まえて、こらあと叱って、その後、怖かったでちゅかーと、うんとらぶらぶしなくちゃならねぇな。
私はイチロー、この屈伸運動で次第に人間を脱していく。
結石など、尿道を思うままに、ここら辺を動かして、あちら辺も動かして、ふんぬと出してやる。
出してやるう。
出してやるう。
次、結石を早く体外に出す方法 ②-4「ジャンプ」 に続く